【ポエム】文鳥の羽毛

手乗りの雌の白文鳥
名は 天(そら)と言った
半年前に亡くなった天
僕は天を失ったことで
強い衝撃を受けた
今も悩み もがき苦しんでいた
天が死んでから 僕は部屋に引き篭った
或る日 このままではいけない
立ち直らなくてはと思い
部屋の中を片付け始めた
本を片していると
白色の何かが フワリと舞い上がった
…天の羽毛だ
僕は思わずそれをキャッチした
両手の中には
いつも一緒だった 天の羽毛がある
陽だまりのような 暖かい天の羽毛
だけど…天 ごめんよ
いつまでも くよくよしてはいられない
僕は天の事をしばし忘れるため
手の中の天の羽毛を
ふっと吹き飛ばした
天を忘れようとしたのに
その舞い上がった天の羽毛は
再び僕の手に戻って来た
僕は思わず笑った
そして 泣いた
天も一羽じゃ寂しいんだね
清々しい青空に白い雲
僕は天の羽毛を御守りに入れて
半年ぶりに学校へ登校した


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★画像は全て、故・白文鳥スノさんです。享年9歳1か月でした。
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